2024車検整備(ベアリング打ち換え)

さて、楽しくツーリングした後は課題山盛りの車検整備でございます。

幸い、仕事が暇なので毎日定時上がりで進める段取りにしました。

 

で、始める前にCBRはフロントはベアリング内径が22mm、後ろは25mmと大き目で多分巷で流行りのアンカーボルトでブッコ抜き作戦は難しそうなので、素直に工具購入。

 

 

やっべぇ臭いがプンプンのチャイナ工具。

で、コイツをこのまま使うと、恐らくネジの途中でネジ山が伸びる未来が見えるので、

 

極圧系のグリースをヌリヌリ。

うちの会社でモリブデングリースをガンにセットして給油してるから、私は会社の残りかすを塗っておいた。

 

 

 

で、準備が出来たので流れとしては

  1. フロントホイールベアリング交換(フロントタイヤ外し)
  2. リアホイールベアリング交換+ハブダンパー+ハブベアリング交換(リアタイヤ外し)
  3. スクリーン、マフラー純正戻し
  4. タイヤ交換(一日有給でおでかけ)→車検仕様仕上げ
  5. ユーザー車検(一日有給)

の五日間。

 

ってことでスタート。

月曜日

タイヤ外す段階でアクスルの回り止めのボルトが舐めかけてたので注文。

まぁ、雨風当たるし舐めたらやばいので、しょうがないね。



意気揚々とメンテスタンドかけて~フロントタイヤ外して~お写真撮って~ベアリングプーラーセットして~

で、

全く抜けねぇ!!!!!!!!!!

もうね、この時点で超焦る。

外れない→どうするタイヤ交換のときに一緒にお願いする?→いや、今の作業でもしディスタンスカラー傷ついてたら????→仮に傷ついてても外せれば明日会社でカラーは作れる???

ってなことが頭の中でグルグル。

 

まぁ、結論から言うと、ベアリングプーラーのセットが甘く(壊れるのビビってプライヤーで適当に締めて圧着した)上手く工具を使えてなかったんですがね。

そんなんでも、ほんのちょっとは浮いてくれたので、あとは貫通のマイナスでベアリングぶっ叩いて、脳筋パワーで片方抜きました。

で、シール面叩いた奴のグリス状況はこんなん。

まぁ、フロントまだ生きてた。

※PC37のフロントホイールのベアリングは特殊サイズのため、普通に純正買うのが一番安かった

 

当然ですが、二個ね。

 

ベアリングは生きてたけど、ダストシールが経年劣化で切れてきてるからダメで、ベアリング打ち換え大変だから、ダストシールだけ状況みて交換が一番賢いかも。

 

 

片方抜けば、もう片方はディスタンスカラー外せば適当な棒材でぶっ叩いて押し出せるので問題なし。

私は会社で手元にあったφ32のアルミで叩いた。

 

圧入は基本右側が当たるまで圧入、左側はディスタンスカラーが抜く前と同じくらいに動く程度まで圧入。

丁度リアアクスル外すためのでっかいソケットがちょうど良かったので、ソイツを使って軽く叩きながらセット。

で、叩くと言っても鉄ハンマーでガンガン行くとベアリングのボールが潰れる危険性があるので、

私はプラハンだった物(プラの部分が両方ダメになった)にナイロンを削りだして圧入したもので叩いてる。

 

で、フロントが何とか終わって月曜が終了。

 

 

 

二日目

今日はリアとハブベアリングに挑戦なんだけど、昨日の苦戦から圧入に治具を作った。

ざっくりベアリングの外形より数ミリ小さい真鍮(φ50)を中凹になるように両側を旋盤で引いたもの。

 

 

この日は雨だったので、作業は玄関で。

ちなみに汚れるのでおすすめはしません。

画像がブレブレだけど、ハブはカラーが入ってるので、カラーごと叩いてやるとベアリング二つがわりと簡単に抜けた。

 

で、真鍮つかってサクッとベアリング圧入してやってハブはOK

 

個人的にはZZでも良いんだけど、二個並べて圧入するし、水分入りやすい側だからLLUにした。

 

で、リアホイールのダストシールを外す(外すというより壊す)と

錆びていらっしゃる!!!!!!!

 

で、ベアリングプーラーの使い方も今回は予習したので、

プーラーリベンジ。

コツはセットしたら一番太いボルトをモンキーでしっかり固定した上で17mmをガッツリ締めあげて固定すること。

 

あとは一番上の六角を緩めつつその下の12mmをしっかり逆方向に締めてあげればベアリングが引きあがってきた。

 

そう、「引き上がってきただけ」っす。

このプーラー、一番肝心なM8の中心のボルトが短くてベアリングを抜くためのストロークが凄く狭い。

なので、今回は引き上げる→一旦縮めて間にスパナを敷く→引き上げる

を何度か繰り返して抜いた。

で、片方抜けたらあとは昨日と同じようにもう片方を抜くと

ブレーキ側のベアリングは完全に終わってた。

でもアクスルシャフトはシャフト抜くたびにグリース塗ってたからか、アクスルは削れてなかった。

 

軽く跡になってたので、磨いて~

で、この日はベアリング圧入して、とりあえずタイヤ交換出来るところまでこなしたので終了。

 

 

私のタイヤ交換頻度が18か月くらいで、そのたびにベアリングはチェックするので、そんなの高い買い物でもないので、ダメになったら交換する気持ちでZZを試してみた。

※耐水性はないので非推奨です

 

ダストシールの方は同じものを二枚

 

フロントもリアもだけど、ダストシールの中に入るカラーはリップが当たった痕跡あったから(傷は無かったので再使用したけど)次回のタイヤ交換のときには旋盤で作り直しても良いかも。

 

 

水曜。

 

manzou.hatenablog.com

マフラー外すくだりは👆でやってるので割愛。

で、この時点でリアはあとでOHだなとか言ってるが、その「あとで(2022)」が「今(2024)」でございます。

で、リアキャリパーOHしてる余裕はないので、苦戦しながらマフラー交換して、スクリーンも純正へ。

ただ、毎回ウェルナットを付け替えるの面倒なので

 

純正スクリーン用に買い足してみた。

純正よりかなり小さい上に、フランジが見えちゃうのね。

ウェルナット自体は使えるけど、いろんなカラー出してるからってドレスアップ目的では買うべきではないかな。

私は車検時用なんで良いですが。

 

 

で、あとはタイヤ交換してタイヤ付ければ車検整備は終わり。

次の日に備えてタイヤを段ボールで養生して車に積んで作業終了しました。