ジムニーのナックルからグリスが漏れまして、ブログ更新と相成りました。
まぁ、12月入った段階でタイヤ交換のときに、運転席側のタイヤにグリスがついてて「あれれ(現実逃避)」とはなったんですけどね。
で、あれから一か月半。
↓は助手席側の状態。
ちなみに、運転席側はとっくに漏れて、キッチンペーパーで拭ってますw
両側から漏れてるんで、寒いけど頑張ることに。
必要な物は
と、
充填するためのグリス
なんだが、ジムニーは構造がウンコのため、数年でまたベアリングが錆びるので
クソ高いけどこっちがおすすめ
↑多分現時点(2022/01/16)時点で3000円近くぼったくってるので、適正価格は2200円くらいのはずなので、探してどうぞ。
ってことで作業スタート
俺はアクスルシャフト抜きたいからトルクス緩めます
タイヤも外すまえにカバーのボルトでみんなつまずくのでうちのやり方を。
↑こちら、一般的な差込角9.5ではなく6.3のマニアックな工具となっております。
これじゃないとソケットの外形がカバーにあたってちゃんとはまらんのよ。
で、差込角9.5→6.3にするアダプターつけて回すとイケる。
↑でも良いんだけど、まぁその辺は好みで。
で、トルクス緩める→デフのフィラーとドレーン緩める→ジャッキアップ。
の流れなんだけど、フィラーのボルトが鬼のように硬かったので、
俺は
↑のも買いました。
インパクトでガンガンやってもダメで結局ブレーカーバーで緩めた。
で、タイヤを外して最初にすること。
それはタイロッドエンドを外す!
何故ならタイロッドエンドプーラー持ってないから。
556プシュっとしてからインパクトでネジ取って、ホイールナットの要らないの(ない人はスペアタイヤのナット使って)上からハンマーで叩けば落ちる。
助手席側は二つね。
で、キャリパー外してサスペンション辺りにでもS字フックで吊るす。
ネットで検索かけるとブレーキホースの留め具がどうちゃら言ってる奴いるけど、普通に問題ないはず。
でディスク取りたいからキャリパーのマウント(17mm)外して、キャリパーサポート外す。
当然ディスクは手で外れないのでサービスボルトにネジ入れて外す。
ここまでくるとブレーキダストとかが舞う心配ない(多分)ので一番最初に緩めたトルクス外して
スナップリング外して(先端径1.5の方)
無い人はこっちね。(ちなみに軸用と穴用があるから注意)
バックプレート外す。
指で押せばスナップリングの入ってた部分くらいまでは潜るので手で動くのを確認
で、漏れ漏れの裏側のシールのボルト(10mm)をはずして、シールセット三枚を外しておく。
でキングピンの4か所のボルト(12mm)抜いてケースを抜く。
このときに100均の踏み台
↑写真はパクリ物ですがこんなの
があるとちょうど良い高さで、エアロッキングのホースとABSのセンサー外さなくても良いので時短になります。
で、初めまして!
錆びてます!
の状態からスタートなんだけど、ここからは当然グリスまみれなので写真は控えめ。
一応目安としてグリースは400g一本を左右で使い切るぐらい。
なのですが、ワコーズのクソ高いグリースをケースの中に充填するのはもったいないので俺は充填用にウレアを入れてます。
ちなみにアクスルシャフトはモリブデンでも問題ないけど、普通にウレア一本買って使うのが一番面倒なくていいかと。
ちなみにベアリングもさび止めの油が申し訳程度に付いてるだけなのでタフグリースを詰める。
で他のサイトとかYouTubeとかだとマイナスドライバーで叩いてカラー抜いてるんだが、
この0.5mmぐらいしかない幅を傷つけることなく叩くってみんな凄くね?
当然俺には無理なので
ベアリングケースの外形が35mmなのでちょっとマイナスな治具を作って、
反対側から治具より柔らかい真鍮で叩いて抜きましたとさ。
で、真ん中のアクスルのシールはウォーターポンププライヤーでグイっと外して、裏側の錆と汚れをガシガシ磨く。
ガッツリ錆たり、指で段差が消えないレベルまで行くなら耐熱ブラックで焼付塗装コースだけど、今回は面倒なのでナシ。
あとはアクスルのシールは手で入るし、ベアリングケース打ち込んでアクスルシャフトにもタフグリースいれて、アクスルシャフトを挿入。
で、シャフト入れて周りにウレアグリス充填して、グリースたっぷりのベアリング入れたら、キングピンに液体パッキンつけて、合体。
ついでに車検のときにメンテしてないブレーキパッドもメンテして復元。
タイロッドエンドはインパクトで締めて(供回り防止)トルクレンチで80Nで締めておしまい
トルクスとホイールナットはジャッキからおろしてから増し締め
って文章にすると簡単だけど、実際は面倒。
午前中に片方やって、午後に反対側でなんとか日が暮れる前に終了。
で、最後にデフオイル交換
まずはドレン
綺麗にしたらシールテープで十分。
ホムセンで50円くらいで売ってます
入れるのは
↑のを使うんだけど、お金が勿体ないので
男は黙って灯油シュポシュポで入れてみる。
素直に↑を買えば良かったんだけど、缶からオイラーに入れるのが面倒だと思ったんよね。
一時間ぐらいかけてフロントもリアも交換完了。
次回交換時はホムセンでホース買って、↓のを使ってみようかと。
で、最後にフィラーボルトをトルクレンチで50Nで締めればOK
なんでここだけトルクかというと弱いと水が入るし、強すぎると樹脂のパッキンが割れるから。
そして、この作業の次の日、私は普段使わない筋肉使って筋肉痛と闘っております。