キャリパーお掃除

明けましておめでとうございます。

今年からはお財布の許す範囲で、CBRを整備してあげようと思います。

第一弾、フロントブレーキの通称「揉み出し」でございます。

普通、車検で点検メンテナンスするじゃん?って思った方は正解。

でも、去年の車検整備ではフルード交換だけで留めたのです。

 

なぜなら17年の五月の時点でバイク屋さんでパット交換して、メンテナンスしてもらってるから。

 

で、18年も楽しく走ったので、オフシーズン中にメンテナンスと相成りました。

 

あっ、一応決まり文句で。

命に係わる重要な部品に触れています。決して真似をしないでください。

 

 

まず、ピストンを動かすのでそのままやっても良いんですが、私は一応リザーバーのダイヤフラムは外します。

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くそブレブレで申し訳ない。

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で、蓋を外すとこんなのが出てくるんだけど、コイツがダイヤフラム。

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で、綺麗にして、ウエスの上で放置。

最後にシリコングリスを超薄く塗ってあげると、10年後に差が出るかも?

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で、手順としては、
ブレーキホースを止めてる8mmのボルトを外す

ピンを止めてるヘキサゴン二本外す。

ブレーキパッドを外す。

フロントフォーク左の12mmのボルト二本を取るとキャリパーが外れる。

プラプラにならないようにホムセン箱とかを置いて、ホースにテンションがかからないようにする。

ってところか?

ここまでは写真多いんだけど、作業開始すると当然手が汚れてるのでこっからは写真少な目。

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よくみるとパットの角がポロポロしてるけど、これを防止するためにパットの角を面取りする人いるよね?

でも、バイクでやるとゴミ挟んでディスクローター傷つくから俺はやりません。

 

関係ない話だけど、KawasakiのZRX1100辺りだと

  1. ブレーキ鳴く
  2. パット面取りする
  3. ゴミを拾う
  4. ディスク傷つく

の流れ、結構あります。

ちなみに鳴きを止めるには

 

 こっちね。

でもかなりネットリしたグリースで、ゴミを呼ぶし、汚くなるし、ねとねとするので最終手段かな?

パッドピンにはスレッドコンパウンド塗ってあるんで掃除しないでおきます。

 

 

 結構いい値段するんだよね。

プラグ交換のときとかに塗ると良いんだけど、俺は塗らない派です。

 

 

 

 

 

 

で、話が逸れたけど、キャリパーは40℃程度のお湯で洗います。

100均とかの小さいタワシだったり、靴洗い用のブラシだったりでジャブジャブ。

お湯に入れるとブレーキダストが飛び散らないし、ゴムは柔らかくなる。

白いのが出たらブレーキフルードが水と反応した証拠なので、OH確定。

メリットだらけですね。

 

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で、洗ってウエスで拭いて少しピストンだすとこんなん。

 

デイトナ(DAYTONA) キャリパーピストン脱着ツール 91383

デイトナ(DAYTONA) キャリパーピストン脱着ツール 91383

 

 こんなのを使ってピストン回しながらお掃除。

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右側のピストンの先端が黒いのがあるのわかるかな?

お掃除して、脱着ツールで回したので掃除出来なかった面が回ってきてるんだけど。

 

 ピストン側面にこれ塗ってピストンをもみもみ。

ピストンの側面が爪が引っかかるような腐食があればOH確定。

今回はないのでシリコングリース塗っておしまい。

 

で、あとは外したのと逆の手順で組むんだけど、一か所ポイント。

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矢印方向に押し付けながらキャリパーを止めてるボルトを締める。

 

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で、ヘキサゴンの緩めるのに

 

 こういうのを使う人は整備しない方が良い。

出来ない訳じゃないし、気を付ければ何度やっても舐めないかもしれないが、舐めてからでは遅いので

 

 こういうのを使うことを推奨。

 

 

で、最後にフロントブレーキ握って効きを確認すればOK

ではまた次回。